ボスママ会

保育園には毎年4月に入園式と共に
既に在籍している園児の為の進級式というものがある。

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あれは年少組の進級式の時だった。
まだまだ手のかかる双子とクラスで先生の話を聞いていた時
「◯◯さん?」と声をかけてきた人が一人。高校の同級生のAさんだった。

その当時、旦那と別居していた私は
なるべく目立たず(とはいえ、双子の母というだけで目立っていたが)控えめな態度を心がけていた。

どうやらAさんは、高校の同級生とずっと交際した後に結婚した模様。
風の噂では旦那の実家である寺を継ぐのがネックで結婚をしぶっていたと聞いていたので、正直驚いた。

その次に思ったのが「なぜ幼稚園ではなく保育園に?」。「働いてるの?」という疑問。
入園は兄の方だけで、妹はまだ2歳で自宅で保育するとの事。

近くに教育熱心な仏教の幼稚園があるのに?といらない発言をしてしまったのが気にいらなかったようで
「時間が長いから(保育園に決めた)。」と言い訳していた。

Gパンやジャージ着用の保護者がいる中、夫婦揃って紺のスーツを身に付けていたのは
ただ一組だけで悪目立ちしたようだ。

クラスを牛耳っている年下のボスママに目をつけられた。

たまたま進級式の帰りにボスママの後ろを歩いていた私が聞いたのは、
「何あのスーツ?ああほちゃう?」と散々な悪口だった。
あれあれ、かわいそうに。と同情したのがまずかった。

その後、時間に余裕のある彼女は保育園の行事には皆勤賞で、役員も受けていた。
どんどん知り合いを増やし、いつの間にかボスママグループに入っていた。

子供を保育園に預けている間にショッピングに出掛けたり
スイーツの食べ放題に行きSNSに掲載するようになった。

子供を何のために保育園に預けているの?罪悪感はないの?と腹が立つのだが、
実際にこのようなパターンは多い。

例えば、頑張れば旦那の給料で賄えるが小遣いと自由な時間欲しさに短時間パートタイムをする母。

実家の家業の手伝いや農業者申請をして保育園に入園させる母。

フルタイムで頑張る母たちもいるが、忙しいのでほとんど顔も合わせずに挨拶だけで済ますのが多い。

時間のある母は、立ち話をしたあげくランチに行く約束をしたり親密になっていく。
集まればよその家庭の話、噂話、旦那や姑の愚直。
ママ友とはいえ子供を介した関係であるのに、なぜ短期間で親密になるのか疑問であった。

冒頭のAさん、高校時代からの私の私生活をネタにしたようで
明らかにクラスの一部のママから距離を置かれた。

ボスママから無視され続けた。

年長組の春に役員を決める際、いきなりボスママが
「私は去年卒園旅行を担当した(年子の姉の時の話らしい)ので旅行組になります!
人数が少ないので旅行組と卒園式組と2つに分かれようと思います!
Aさんは旅行の仕事をしていたので(旅行会社のカウンター業務)旅行組です!」

と言い出した。

Aと一緒になって根回ししたな!と一瞬で分かった。
あれよあれよという間にボスママ率いるグループは旅行組に、
残った大人しい母たちと外国籍の母は卒園式組になったのだ。

仕切り屋のボスママは意気揚々としていた。

結局、卒園旅行は予算も計画も無茶苦茶でおじゃんとなり、
見かねた卒園式組の一人が近場での旅行を計画した。

ボスママは「顔をつぶされた!」と参加するのをしぶっていたが、しぶしぶ子供の為に参加した。
卒園旅行の帰りにボスママグループに徴集され、何事かと思いきや、
「このままでは私たちの立場がないのでクリスマス会をしたいと思います!」と言い放ったのだ。

もちろん私は不参加。

クリスマス会とは名ばかりで出来合いの弁当を公民館で食べ、母たちはマシンガントークする中、
子供たちは走り回っているという不思議な会合であったらしい。

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