「もりそば」と「ざるそば」の違い?歴史や由来を紐解き解説します!

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お蕎麦美味しいですよね?

なにげなく食べているお蕎麦ですが「もりそば」と「ざるそば」の違いってわかりますか?

この違いって現代では「海苔がかけてある方がざるそば」
というのが一般的になっています。

しかし、本来はそうではなかったみたいです。

そんな「もりそば」と「ざるそば」について解説します♪

ざるそばのはじまり

江戸時代の中期。東京深川にあった「伊勢屋」というお蕎麦屋さんがそばを「竹ざる」にの盛ってお客さんに出したことが始まりだったようです。

この竹ざるは見た目にもおしゃれでお蕎麦の水がしっかり切れることから美味しさもアップしたと大変好評でした。

最初は竹ざるに盛ってあるだけでしたが、明治時代にはいってから海苔がかけてあるスタイルになったそうです。

現代では、海苔が乗っているだけの違いしかないみたいに思われているざるそばですが、ざるそばって海苔が乗っているだけなのにお店によっては100円~200円も高かったりしませんか?

 

◆「ざるそば」は「もりそば」に比べて高級だった

その昔、ざるそばに使用するつけ汁はもりそばに使われるつけ汁とは違うものを作っていたそうです。

・一番だしを使用して作られていた

・一般的なそばつゆは「かえし」という醤油やみりんを合せたものに出汁を加えたものなんですが、ざるそばには「御前がえし」という少しみりんが多めの甘口のかえしが使われていたそうです。みりんは高価なものを贅沢に使用して、濃厚な甘いつゆが「ざるつゆ」だったそうです。

・ざるそばはもりそばよりも高級なそば粉を使っていた(諸説あります)

現在はざるそば専用のざる汁や、ざるそば専用の麺を作るという習慣は廃れてしまい、かわりに海苔のあるなしだけになったようですね。

高級感のある竹ざるに乗せられ、ざる専用のつゆ、麺ということで「もりそば」とはワンランク違う高級そばが「ざるそば」だったんですね。

そしてさらにトッピングとして海苔が乗せられました。見た目の違いのためですね。

 

※対するもりそばには二番だしを使用していたといわれています。

ざるそばがもりそばよりも高級だった名残と、見た目に間違えやすいそばの注文の区別のために目印として海苔を乗せるようになったみたいですね。

そして、「ざる」に乗っていなくても(せいろにいれられていても)「海苔」がかかっていれば呼び方は「ざるそば」という方向に落ち着いたんですね。

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もりそばとは?

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もりそばの「もり」とは「山のように盛る」ことからその名前がついたそうです。

江戸中期にせっかちな人がそばに直接つゆをかけて食べたのが流行り出し「ぶっかけ」や「かけそば」と呼ばれるようになってちょっとややこしくなっていきました。

そのため、つゆに付けて食べるそばと区別するために「もり」と呼ぶようにしたのではないか?と言われています。

最初は平皿に盛られていて、つゆを付けて食べるというものだったようですが、江戸時代の後期になって「せいろ」というそば専用の器が使われるようになりました。

※地方では幕末ころまで平皿に盛りつけて出されていたようです。

「もりそば」のことを「せいろ」「せいろそば」と呼ぶ人も多いけど違いは?

こちらには違いはまったくありません。

そのお店によって言い方が違うだけということです。

ただ、「もり」の庶民的で安いイメージの呼び名とくらべて後から出てきた「せいろ」という名前の方が高級感があると判断したお店も多かったのではないか?とも言われています。

ざるそばは「ざる」に乗ってないけどなぜ「ざるそば」なの?

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「ざるそば」と「もりそば」の違いが「海苔が乗っているかどうか」の違いだけになってしまっている現代。

もともとは「ざるそば」はざるに乗っていました。

しかし、使い勝手が良く持ち運び(出前など)もし易い「せいろ」の器が主流の時代になっても、お客さんからは「ざるそば下さい」と注文が入ってしまう…

そこで使う器はせいろで同じでも「ざるそば」という呼び方はそのまま使われ続けているというのが理由のようですね。

そして区別を付ける目印の海苔が乗せられたんです。

いろいろ変化して定着していったんですね。

「ざるそば」と「もりそば」どっちを注文する?

お値段のことは別として、どっちを注文するのか?はもちろんその人の好みなのですが、「そばの香りを楽しむなら」断然「もりそば」というこだわりのある方もいるようです。

海苔を乗せることによって「海苔の香りが強すぎる」という意見で、他のメニューでも「海苔なしで」と注文するなどのこだわりがあったり。添えられている「ねぎ」も香りを邪魔するからと使用しないという方もいらっしゃいますね。

そば粉にこだわって作っているようなお店ではあえて「もり」を頼んでそばの本来の味と香りを楽しむのも良いかもしれません。

しかし、海苔はそばつゆとの相性が良くてそばだけでは補えないミネラルなどの栄養素も含んでいます。

海苔の香りも好きな人にはたまりませんものね。

結局は、自分の好みで楽しんで食べられるのが一番ですね(笑)

そばつゆの気を付けたいマナー

ざるそばでももりそばでも食べ方で気を付けたいマナーが少しあります。

・わさびはつゆに全部溶いてしまわない

わさびを使用する場合はお箸の先に付けてそばを取りつゆに付けて食べましょう。わさびを一気に入れてつゆの中でぐるぐる溶かしてしまうとせっかくのわさびの香りが飛んでしまいます。

・ネギなどの薬味を全部一気にいれてしまわないようにしましょう、

・そばつゆに麺をドボンとつけない(つゆに浸しすぎない)

冷たいそばのつゆは味が濃くなっています。関東のものは特にそうでしょう。
できればそばの下の方だけをつゆにつけてすすって食べられると素敵ですね。

しかし、味の薄いつゆの場合にはつけて食べても良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

ざるそばとせいろそばの違いは海苔のあるなしということに落ち着いてしまっている現代ですが、なんだか昔のざるそば専用のつけ汁と麺を食べてみたくなりました。

ざるそばの海苔から出る塩分があるので、通常のつけ汁ではしょっぱくなるというそば愛好家の意見もあったりして昔の甘いざる汁を付けたらちょうど良くて美味しそうですものね。

なんだかお蕎麦が食べたくなってきました(笑)

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