むずむず脚症候群【4つの「改善法」と5つの「原因(有力説)」|不快感で眠れないを解消!】

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現在、全国で約200万人の方が発症しているという「むずむず足症候群」

レストレスレッグス症候群とも呼ばれ1865年に初めて文献に掲載された病です。300年以上経過した今でも、その原因については完全には解明されていませんが、ここ10年の間の研究で明らかになったことがあります。

今回はその「症状と原因、服薬以外の改善法」について解説します!

むずむず足症候群って?その症状とは?

発症した患者さんの表現によると、足がむずむずする、足の内側で虫が這い回るような感覚がする、刺すような痛みがある、チクチク痛む、足の中がほてって熱い、足がイライラして寝つけないなどを訴える方が多い病です。

足に不快感を感じるのは表面ではなく、足の内側であること、特にふくらはぎの内側に不快感を感じる方が多く、足を動かしていないとイライラする、足を動かしたくなるというというのがこの病の特徴です。

また、日中は症状が重くなることはなく、夜、安静にしている時に集中して発症する病です。

 

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原因について(有力説)

1:神経伝達の異常

私達の脳内では神経細胞によって情報のやりとりが行われています。例えば指が外部から受けた刺激は末梢神経〜脊髄〜脳の順にその感覚が伝わります。

脳内には情報を送る神経細胞と情報を受け取る神経細胞の二種類に分かれており、神経伝達物質の放出によって情報の受け渡しが行われています。

これが何らかの原因から、神経伝達物質の流れに異常が起こり、小さな刺激であっても、大きな刺激として受け取ってしまう(感じる)ことが原因ではないかという説があります。

要約すると、空気の流れや衣類、布団と肌の摩擦などから受けた小さな刺激ですら、大きな不快感と感じてしまうのではないかということです。

脳内の神経伝達物質には様々な種類がありますが、むずむず足症候群に関与しているのはドーパミンだといわれています。

ドーパミンはやる気の出る物質として広く知られていいますが、もう一つ、不要な刺激を遮断するという役割を果たしています。

神経細胞の間でのドーパミンの受け渡しがうまくいかないため、遮断されるはずだった小さな刺激が、必要以上に大きく伝わってしまうのではないかということがむずむず足症候群の原因の有力説です。

2:鉄分不足

ドーパミンを生成する元となる成分は鉄分です。

また、情報を受け取る神経細胞の受容体が正常に機能するためには鉄分が必要となります。

鉄分が不足することが原因となってドーパミンの生成と受け渡しが正常に機能しないのではないかといわれています。

実際にむずむず足症候群の患者さんを血液検査すると鉄分が不足しているという方が多く、男性よりも女性の方が多く発症する原因も鉄分不足にあるのではないかという説があります。

また、血液中の鉄分は不足していない場合でも、脳内の鉄分が不足しているという症例もあります。これは、血液中の鉄分が脳に運ばれる際に何らかの障りがあり、うまく運ばれないことが原因とされています。

3:薬の影響、他の病との併発

他の病があり、服薬している薬の副作用として症状が出たり、併発して発症することもあります。関与している病や薬剤は以下の通りです。

*腎機能障害
腎機能障害がある方に発症しやすい病です。透析を受けている患者さんのうちの2割以上がむずむず足症候群を発症しています。

腎機能に障害がありむずむず足症候群を併発した場合に気をつけなければいけないのが、むずむず足症候群の治療薬との相互作用です。

通常、むずむず足症候群にはプラミキソール(ビ・シフロール)が使用されます。この薬は腎臓で排出されるのですが、腎臓に異常があると体外への排出が滞るため副作用が強く出る危険があることを意味しています。

*精神疾患(抗うつ剤)

レメロン錠15mg、リフレックス錠15mg(NaSSA)
テトラミド10mg〜30mg(四環系抗うつ剤)

*胃炎、十二指腸潰瘍

ドーパミン拮抗薬(ドーパミンの受容体をふさぐ薬)

*パーキンソン病

脳内のドーパミンの機能障害が原因の一つとされている病で、むずむず足症候群を併発する患者さんは約12%という統計があります。

また、むずむず足症候群を発症する原因と似ているため、パーキンソン病にかかっている場合、むずむず足症候群を併発しやすいといわれています。

その他にも、パーキンソンの症状として、手足が震える、動作が遅くなる、筋肉が固くなることなどがあげられますが、動きずらくなることから 安静状態での休養が多くなるため、それも一因ではないかといわれています。

4:体温の低下

夜の安静時には体温が下がります。体温が下がると新陳代謝が滞り、血液循環が悪くなったり、筋肉が硬くなり痛みなど不快な症状が出やすくなります。また、体温低下はむずむず足症候群だけに限らず様々な病にも関係する原因です。

5:ストレス

ストレスが溜まるとドーパミンの分泌が抑制されます。また、長期に渡って過度なストレスを受け続けた場合、脳内に傷がつくことがMRI検査の結果、発表されています。現在では、MRI検査や血液検査で鬱病の診断が出来るまでに進歩し、鬱病以外の精神疾患も心ではなく、脳と深く関わりがあることがわかってきています。精神疾患の薬剤の服薬からの発症も考えられますので、根本の原因がストレスである可能性もあるといえます。

薬を使わずに改善する方法

1:鉄分の補給

前述にもありますように、ドーパミンの生成と受け渡しには鉄分が必要です。むずむず足症候群の患者さん、特に女性の場合、鉄分不足からの発症も考えられますので充分な摂取を心がけましょう。特にヘム鉄は吸収されやすいので意識して摂るのがベストです。非ヘム鉄を摂る場合には、鉄分の吸収を高める動物性たんぱく質や鉄分の吸収をサポートするビタミンCを含むものも一緒に摂取するようにしましょう。

〜鉄分を多く含む食品〜

肉類

特に豚肉、牛肉の赤身の部分はヘム鉄を含んでいます。その中でも最もレバーが有効です。

魚、貝類
イワシ、カツオ、マグロ、煮干し、あさり、しじみ、牡蠣など

豆類
枝豆、そら豆、グリーンピース、大豆、黒豆、小豆、レッドキドニー、ひよこ豆など

豆類には体内に酵素を運ぶ役割するヘモグロビンと鉄分を結ぶ働きをする銅も豊富に含まれています。

野菜類

モロヘイヤ、パセリ、小松菜、ほうれん草、明日葉など

特にほうれん草には鉄分の吸収を高めるビタミンCや赤球血を生成する葉酸も豊富に含まれています。

海藻類

海苔、昆布、わかめ、ひじきなど。

2:足を動かす有酸素運動

むずむず足症候群の症状は安静状態での発症が多いため、適度に足を動かすと症状が抑制されるといわれています。特に有酸素運動はドーパミンの分泌を促進するため、症状の抑制、改善に有効です。

*夜寝る前に散歩する、自転車に乗る、温水プールで歩く、エアロバイク、ウォーキングマシーンなど。

*腎機能障害やパーキンソン病で上記のような運動が困難な場合には、お風呂でよく温めてから、軽いストレッチやマッサージなどを行うと良いと思います。

3:夜はカフェインの摂取を控える

カフェインは交感神経を昂ぶらせるため、睡眠の妨げとなります。むずむず足症候群の患者さんの訴えには不眠も多いです。原因は症状から落ち着かなくて眠れないこともありますが、カフェインは更に拍車をかけてしまいますので、夜にコーヒーや紅茶などカフェインを含むものは摂らないように注意しましょう。

4:太陽、月灯りを浴びる

日光浴には抗ストレス作用があります。また、月光浴には交感神経を鎮め眠りやすい状態にしてくれる作用があります。

1日10分でも良いので意識して日光浴、月光浴をするようにしましょう!

「腎機能障害と併発している場合のアドバイス」

腎機能障害にはカリウムの摂取が有効です。カリウムには腎機能を促進する作用があります。また、体内に溜まったナトリウム(塩分)を排出させる作用があるため、塩分摂取過多から腎機能障害を起こした場合には特に摂取したい成分です。鉄分と共にカリウムを意識して摂るようにしましょう。

【参考】
 ⇒カリウムの多い食品・料理【むくみ・腎臓・心臓への効能効果、おすすめレシピも大公開!】

〜カリウムを多く含む食品〜

魚介類
鯛、鮎、鯵、ほや、わかめ、昆布、あおさ、とろろ昆布、ひじきなど。

豆類
豆味噌、納豆、大豆、銀杏など。

野菜類
パセリ、モロヘイヤ、よもぎ、アボカド、ほうれん草、からし菜、里芋、さつま芋、ゆりね、ニラ、ニンニクなど。

その他
ザーサイ、切り干し大根、ぬか漬け、チリソース、ベーキングパウダーなど。

まとめ

いかがでしたか?

むずむず足症候群は誰もがかかるおそれがある病です。

日頃から食事や運動、身体を冷やさないなど生活習慣を見直し、出来るだけストレスのない環境を整えるように心がけましょう。

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