お仕事でビジネスをしていく中で名刺交換は必ず必要となってきます。
名刺交換は難しくはありません。
名刺交換からコミュニケーションが始まるきっかけとなるため
きちんと気持ちよくしたいですね。
名刺はその人の顔、分身とも言えるので大切に扱いましょう。
慣れるまでは多少緊張するかもしれませんが、
基本的なルールをわかっていれば大丈夫です。
最初は準備からです。
名刺を入れるための名刺入れを購入しましょう。
おしゃれなものもたくさんありますが、最初は使い勝手の良い
二つ折りのシンプルなものを選びましょう。
名刺は常に20枚以上は名刺入れに準備しておきましょう。
名刺を渡す優先順位は
訪問者から相手へ
目下の者から目上の方へ
男性から女性へのタイミングになります。
もし、タイミングを逃して目上の方から名刺を先にいただいたら、
「失礼しました」、「恐れ入ります」とひと言伝えれば大丈夫です。
名刺交換の基本ルールとして
1)必ず立ち上がってから行う。
先方が応接間に入ってきたら立ち上がるのはもちろん、テーブルが相手との間にある場合は
テーブルを回り込んでから相手のそばに行き名刺交換をしてください。
2)名刺は両手で受け取る。
名刺入れの上に乗せてもらうように前に出し、名刺を両手で受け取ってください。
1名分の名刺なら受け取った後は名刺入れの上に置き右側に置きます。
数名分の名刺なら役職の上の人から縦に並べて名前が見えるようにして、自分の手元に置きます。
3)名刺は両手で渡す。
社名と自分の名前を「○○会社の○○と申します」とはっきり聞こえやすい声で伝えながら、
名刺入れの上に乗せて両手で渡します。
4)同時交換の場合:片手にはなりますが、先方の名刺より低い位置に自分の名刺を持っていきます。
同時交換の場合は先方の名刺を受け取るために左に名刺入れを差し出し
名刺の上に先方に名刺を乗せてもらうようにして、
右手に自分の名刺を片手にはなりますが名刺の端をもち相手に見えるように渡します。
その時自分の名刺は先方の名刺より低い位置で渡します。
5)名刺交換時は名刺を胸の位置にキープする。
胸の高い位置にキープすることで、
相手を敬う気持ちと姿勢も正せて先方の顔も見れてとても好感度が持てます。
6)文字が先方から見て読める向きに渡す。
名前をわかりやすくわかってもらうための最小限の思いやりです。
7)もらったら相手の名前を声に出して「○○さまですね?」と確認する。
名刺交換をして終わりではなく、そこで先方の名前の読み方を声に出して確認して、
会社名、役職名に目を通しましょう。
そして、余裕ができてきたら名刺の内容の質問や軽い話題作りにつなげると
そのあとのビジネスもスムースにいくきっかけになるかもしれません。
8)先方が自己紹介している時は顔を上げて柔らかい表情で先方の目を見る。
先方の目を見て聞くことで信頼感のある人、真面目な人柄をアピールすると好感度もアップします。
名刺交換後、会社に戻ってからすることは
ちゃんともらった名刺はその日または次の日までにデータ化するか
別の名刺フォルダーファイルに入れていつどんなところであったのか
記入しておくのも後々記憶を辿っていくのに役に立ちます。
気持ち良い名刺交換は、何よりも大切な自己アピールになります。
普通にさらっと名刺交換をするよりは、ちょっと心がけるだけで
自分や会社に興味を持ってもらったり、
もっとこの人の話が聞いてみたい、話がしたいと思ってもらえる
ビジネスチャンスに結びつくかもしれません。
新入社員の方はきっと最初の登竜門でこれをきっかけに様々な人と知り合い、
自分の人生も広がっていくでしょう。
新入社員以外の方も再度、名刺交換について見直してみてはいかがでしょうか?